知根小で認知症サポーター養成講座 奄美市

 奄美市名瀬の知根小学校(中島保男校長、児童10人)で6月29日、児童を対象とした認知症サポーター養成講座があった。受講した3~6年生の児童7人は、認知症患者との接し方などについて学び、理解を深めた。

 

 同市高齢者福祉課地域包括支援センター職員と介護福祉関係者で組織する認知症キャラバンメイトが来校。介護老人保健施設「虹の丘」の介護福祉士平井雅也さんが講師を務めた。

 

 平井さんは「認知症の人は自分が忘れてしまっていることを忘れて不安になっている。ゆっくりと優しく言葉を掛け、対応に困ったら近くの大人に伝えることが大切」とアドバイス。認知症患者だけでなく、互いを思いやる気持ちが大事と伝えた。

 

 講座では、認知症のお年寄りと孫が登場する寸劇や絵本の読み聞かせ、グループワークなども実施。友達の良いところを探したり、認知症の人になったつもりでその人の気持ちを考え、発表する場面もあった。

 

 児童たちは「認知症はすぐ忘れちゃう病気だけど、全部忘れないので、不安が残って心配になるのだと分かった。認知症の人がいたら優しくしてあげたい」と話していた。

 

 奄美市は認知症患者やその家族が安心して暮らせる地域づくりを進めるため、地域や各種団体・企業などを対象に講座を実施している。児童らは講座の最後にサポーター認定カードを受け取った。