自分らしく生きる大切さ描く 劇団風の子九州が奄美大島公演

劇団風の子九州の奄美公演=17日、奄美市名瀬(提供写真)

 劇団風の子九州による公演「日記図書館」(奄美子ども劇場主催)が17日、奄美市名瀬の旧大島工業高校・武道館であった。児童生徒や親子連れなど約90人が来場し、劇を通じて戦争と自分らしく生きることの大切さについて考えた。

 

 「日記図書館」は、鹿児島で特攻隊員を目指していた若者の生活や思いを題材にした劇。戦時中の予科練習生が書いた日記を偶然手にした現代の女子高生が、不思議な力で時空を超えて出会う物語。内気だった女子高生が、自由がなかった時代の少年との交流を通して、自分らしく生きることの大切さに気付いて成長していく様子を描いており、県内の中高生も作品作りに携わっている。

 

 舞台で繰り広げられる不思議な物語を熱心に鑑賞していた吉永美冬さん(11)は「戦争は自分の思いを隠さなくてはならず、今の日本は平和で幸せだと思った。劇を見て、自分の思ったことはちゃんと伝えることが大事なんだと思った」と話した。

 

 奄美子ども劇場の福田えみ子さんは「今回は思春期の子どもと大人向けの作品。小中高生がいつもより多く見に来てくれた。親子で劇のことを話してほしい」と話した。

 

 同劇団は11月まで県内を巡回公演している。