離島の児童生徒へ生演奏 海を渡る音楽プロジェクト

離島の児童生徒へ迫力の音色と歌声を届けた「海を渡る音楽プロジェクト」=15日、諸鈍小中学校

 離島の児童生徒を対象としたミニコンサート企画「海を渡る音楽プロジェクト」(認定NPO法人かごしまアートネットワーク主催)が15日、瀬戸内町加計呂麻島の諸鈍小中学校と伊子茂小中学校で開かれた。鹿児島県本土からプロの演奏家ら4人が訪れ、本格的なクラシックを中心に加計呂麻、請、与路の3島の子どもたちへ迫力の音色と音楽の楽しさを届けた。

 

 県の2021年度地域貢献活動応援プロジェクト事業の一環。バイオリン奏者の福原洋子さん、ピアニストの福重真紀さん、奄美市名瀬出身のオーボエ奏者・進史絵さん、天城町出身のソプラノ歌手・崎山智華さんが同島を訪れた。

 

 午前中は諸鈍小中学校であり、諸鈍、伊子茂、池地、与路の4小・中学校の児童21人と生徒24人が参加した。小学生の部は聞きなじみのある定番のクラシック音楽や映画のテーマソングなどを中心に、10曲が披露された。

 

 中学生の部ではブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」やシューベルトの「魔王」など、授業で習う楽曲が登場。指揮者体験もあり、生徒たちはプロの音楽家による迫力ある音色と歌声に聞き入った。

 

 指揮者体験をした諸鈍中3年の吉川南海さん(14)は「プロを指揮するという一生に一度の経験をさせてもらった。授業で聞くのとは違い、心に響く音楽体験だった」と笑顔。与路小4年の前泊惇斗君(9)は「知ってる曲もあった。たくさんの人と一緒に聞いたのも楽しかった」と話していた。

 

 午後は伊子茂小中学校であり、伊子茂、西阿室、薩川の3校の児童が参加した。