「大きくなるの楽しみ」 園児が農作業体験 和泊町

2021年11月19日

子ども・教育

野菜の苗を植える子どもたち=16日、和泊町喜美留

 【沖永良部総局】和泊幼稚園の保護者有志が運営する「わんぱくクラブ」は16日、和泊町喜美留のほ場で農作業体験を実施した。園児や保護者ら30人余りが参加。土の感触を確かめながら野菜の種まきや苗植えを楽しんだ。

 

 同クラブは、月2回ほどのペースで、子どもたちの放課後の課外活動として運動や自然文化体験を企画。農業体験は、食育の一環で開催した。

 

 講師は同町の農家、高山茂博さん(57)。高山さんは、農薬と化学肥料を一切使わない有機栽培に取り組んでいる。

 

 子どもたちは、高山さんが管理する約5㌃のほ場いっぱいに、大根やニンジン、ホウレン草など数種類の野菜の種や苗を、歓声を上げながら楽しそうに植えていた。

 

 小林玲士君(5)は、種や苗を植えた後、「おいしいからダイコンが好き。どんなに大きくなるか楽しみ」と目を輝かせていた。