おぼえよう「いかのおすし」 新1年生に呼び掛け 奄美大島防犯連

2019年04月11日

子ども・教育

新1年生と保護者に防犯啓発グッズなどを手渡す奄美署員(左)=8日、小宿小学校

新1年生と保護者に防犯啓発グッズなどを手渡す奄美署員(左)=8日、小宿小学校

  「おぼえよう『いかのおすし』」―。奄美大島防犯団体連絡協議会と奄美署は、今春、同署管内(奄美市、龍郷町、大和村)の小学校29校に入学する466人に、防犯標語「いかのおすし」の啓発グッズを贈りました。

 

 多くの小学校で入学式が行われた8日、同協議会員と奄美署員は奄美市名瀬の小宿小学校を訪問。初登校の児童を迎え、「いかのおすし」の説明が書かれた鉛筆やチラシの入った封筒を手渡しました。

 

 封筒には、登下校中の児童に危険が及ぶおそれのある事案発生を知らせる「奄美あんぜん・あんしんメール」の登録案内を同封。インターネット適正利用の啓発チラシと合わせて手渡し、保護者に幅広い防犯意識を求めました。

 

 同署管内では昨年、小中学生に対する不審な声掛け事案が30件(前年比11件増)発生。登下校中の児童に、車に乗るよう強要するなど、重大事件に発展しかねない事案もあったといいます。

 

 同協議会の上野和夫事務局長は「子どもも保護者も普段の心掛けを大切に」と話しました。

防犯標語「いかのおすし」

防犯標語「いかのおすし」