スリランカで島唄披露 德永さん、青少年国際協力体験で

2018年08月08日

子ども・教育

スリランカで島唄を披露したエピソードを語る德永さん=7日、鹿児島市の県庁

スリランカで島唄を披露したエピソードを語る德永さん=7日、鹿児島市の県庁

 県の青少年国際協力体験事業でスリランカを訪問した中高生が7日、鹿児島市の県庁を訪れ、前田洋一PR・観光戦略部次長らに活動を報告した。奄美からは赤徳中学校1年の德永隼也さん(13)=龍郷町=が派遣され、島唄を披露した体験を語った。

 

 青年海外協力隊員の活動に接し、国際協力への理解を深めてもらおうと今年で27回目。県内の中学生5人、高校生10人が参加した。

 

 一行は7月25日から8日間の日程で現地の中学生と交流し、ホームステイして異国の文化に触れた。動物園の飼育員や保健師として働く日本人の話を聞き、発展途上国の国づくりに貢献する活動のやりがいを学んだ。

 

 德永さんは2回目の体験事業でマレーシアに派遣された母絹代さんに勧められて参加した。三味線を持参して「ワイド節」を歌ったエピソードを交え、「スリランカの人は歌や踊りが大好き。人の温かさは奄美と似ている。将来は青年海外協力隊を目指したい」と話した。