古里の歴史や自然体感 子ども博物学士が開講 龍郷町
2018年05月20日
子ども・教育
龍郷町子ども博物学士講座(町教育委員会主催)の開講式が19日、町生涯学習センターりゅうがく館であった。本年度も金作原や野鳥、西郷菊次郎など多彩なテーマで町内外に繰り出し、古里の歴史文化、自然を体感する。町内の児童生徒約50人が出席して意欲を新たにした。
講座は14年目。来年3月まで全7回を計画した。開講式で碇山和宏教育長は「自然や文化を学び、感性豊かな子どもになってほしい」と呼び掛けた。
初回テーマは「西郷隆盛と菊次郎展を見学しよう」。同町の学芸員、川元美咲さんがNHK大河ドラマ「西郷どん」を参考にしながら「奄美の女性は手にハジキという入れ墨をしていた」などと解説。息子菊次郎の生涯を描いた紙芝居も鑑賞した。
赤徳中1年の佐竹千夏さん(12)は「西郷や菊次郎の素顔、奄美での生活を学び、ためになった」と感想。音野心美さん(12)は「身近な文化や自然を知ることで伝統を受け継ぎ、世界に発信したい」と抱負を語った。