和泊町・大城小で恒例の餅つき
2019年11月02日
子ども・教育
和泊町立大城小学校(田邊ツル子校長、児童48人)で1日、恒例の餅つき大会があった。児童と保護者、地域の高齢者、大城こども園の園児ら100人余りが参加。近くの田んぼで子どもたちが育てた餅米を、石臼ときねを使って順番についた。試食もあり、自分たちで作った餅のおいしさに笑顔が広がった。
同校では米どころで知られた校区の伝統を受け継ごうと、学校近くの田んぼで毎年児童が米作りに取り組んでいる。今年は2月に田植えをし、6月に収穫、7月に脱穀を行った。
最初は大人に交じって5、6年生が餅をつき、それを手本に下級生らも次々に挑戦。園児たちも小さなサイズのきねに持ち替えて餅つきに参加した。
5年生の北原響君(11)は「きねが重くて、うまくつけなかったが4年生の時よりは上手にできたと思う」と笑顔を見せた。
この日は地元長寿会との交流会も同時に開かれ、児童らは高齢者に教わりながらアダンの葉を使ったカザグルマやソテツの葉の虫かご作りを体験。お手玉などの昔遊びも一緒に楽しんだ。