多様性テーマにワークショップ 瀬戸内町・阿木名小

2018年12月21日

子ども・教育

描いた絵を見せ合い、感じた事などを話し合う児童ら=20日、阿木名小中学校体育館

描いた絵を見せ合い、感じた事などを話し合う児童ら=20日、阿木名小中学校体育館

 多様性への理解を深めるワークショップ(体験型講座)が20日、瀬戸内町立阿木名小中学校(川原啓司校長)であった。4~6年生19人が参加。オフィスピュアの多様性トレーナー髙﨑恵さんを講師に、一人一人の違い、個性を尊重する大切さを学んだ。

 

 髙﨑さんは人権や男女共同参画、多様性に関する啓発活動や人材育成、職場・地域づくりなどの支援に携わっている。同町ではこのほか「チームせとうち〝我が事・丸ごと〟支え合い事業」などを活用し、21日までに地域女性団体連絡協議会会員、町職員、阿木名集落住民を対象とした講座をそれぞれ開く予定。

 

 同校での講座では、児童一人一人に紙を配って、利き手ではない手で自身の名前を書いてもらったり、同じ指示を基に図を描いてもらったりして、それぞれの感じ方や表現の仕方に違いがある事を学んだ。

 

 髙﨑さんは「違いは決して間違いではない」として、「あなた」ではなく「私」を主語にした意見を出し、話し合う大切さを強調。「皆さんもこの地域をつくり上げていく一人。一人一人を大切にし、地域を良くしていこうという気持ちを持って」などと呼び掛けた。

 

 参加した4年生の児童は「いろんな考え方があることを学べた」と感想を話した。