大島高校、団体7位 全日本高校・大学生書道展

2019年09月08日

子ども・教育

全日本高校・大学生書道展で個人、団体共に入賞した大島高校書道部=6日、奄美市名瀬

全日本高校・大学生書道展で個人、団体共に入賞した大島高校書道部=6日、奄美市名瀬

 第24回全日本高校・大学生書道展(日本書道院、読売新聞社主催)の審査結果がこのほど発表され、奄美市名瀬の県立大島高校(竹井俊久校長)が団体賞・高校の部で7位入賞、同校書道部2年の泉優花さん(16)が個人賞で大賞に輝いた。同校の団体入賞は3年連続。個人の部では泉さんのほか、14人の作品も入賞した。

 

 今年は漢字、仮名、調和体(漢字・仮名交じり文)、篆刻(てんこく)の4部門に計1万402点が寄せられた。最高賞の全日本高校・大学生書道展大賞52点、同書道展賞344点、優秀賞583点などが選ばれた。

 

 大島高校は書道部(木村文音顧問、部員28人)と2年生の書道授業選択者が134点を出品。個人の部の入賞作品は大賞1点、書道展賞5点、優秀賞9点だった。

 

 部員の9割が高校から書道を始めた初心者。書道部前部長で3年の浜田真句さん(17)は「2年連続で入賞しているというプレッシャーがあったが、今回も入賞できてよかった。後輩たちには楽しく部活に取り組んでほしい」と話した。

 

 8月25日、大阪市内のホテルであった授賞式に出席した泉さんは「書いたものを飾って分析し、改善点を考えながら書いていったことが大賞につながったと思う。来月の大会でも自分の納得のいく字を書けるように頑張りたい」と語り、「祝福に駆け付けたり活動を気に掛けたりしてくださるOB、OGの存在がありがたい。応援してくださる方々のためにも頑張っていきたい」と話していた。

 

 大島高校の個人入賞者は次の通り(敬称略)。

 

 ▽全日本高校・大学生書道展大賞漢字 泉優花▽全日本高校・大学生書道展賞漢字 神林美穂、中村明優、富田巴菜、山下美李、伊藤真樹▽優秀賞漢字 伊東未来、興優花、平山朋美、皛納美咲、且琴音、中井あめり、重原日和、中江沙綾、森永心々暖