奄美と学校の魅力を発信 同好会が学校新聞創刊 県立大島高校

2018年12月28日

子ども・教育

学校新聞「大高ジャーナル」を創刊した大島高校の新聞同好会=26日、奄美市名瀬

学校新聞「大高ジャーナル」を創刊した大島高校の新聞同好会=26日、奄美市名瀬

  奄美市名瀬の県立大島高校(竹井俊久校長)の新聞同好会は21日、学校新聞「大高ジャーナル」を創刊した。創刊号には世界自然遺産や龍郷町の西郷松跡、同校の各部活動の活躍などについて、高校生が取材した記事が並んだ。吉永竜巳部長(17)は「これからもっともっと奄美と大島高校の魅力を発信したい」と語った。

 

 同好会は部員20人で9月に発足した。呼び掛け人は高校時代に新聞部員だった池之上秋博教諭(45)。火、木曜日の放課後を中心に活動してきた。13人は運動部との掛け持ちだという。

 

 創刊号は全6ページ。A3判(カラー)とB4判(モノクロ)で計1100部を発行した。

 

 1面は、全校生徒758人を対象にした世界自然遺産に対する意識調査の分析記事を掲載した。調査では2017年度に奄美市が行なった「市政モニターアンケート」を基に独自の設問を作成した。627人の有効回答があり、紙面では「世界自然遺産に関心7割」などと紹介した。

 

 創刊を記念して、奄美群島の情報誌「ホライゾン」編集長の浜田百合子さん(奄美市名瀬)にインタビューも行った。浜田さんは奄美の魅力を発信するやりがいや新聞制作の心構えなどを語った。

 

 魚釣りや相撲、グルメ、クイズコーナーなど紙面ではさまざまな企画記事も展開。若師すずか副部長(17)は「部員一人一人が一生懸命に記事を書いた。いい新聞ができてよかった」と笑顔で話した。

 

 同新聞は学期ごとに1回のペースで発行する。次号でも世界自然遺産特集を続け、アマミノクロウサギを取り上げる予定だ。