奄美代表の栗林さん親子健闘 東京で紙ヒコーキ全国大会

2019年04月18日

子ども・教育

競技前に紙飛行機の最終調整をする栗林伸明さん=13日、東京・葛飾

競技前に紙飛行機の最終調整をする栗林伸明さん=13日、東京・葛飾

 「第2回JAL折り紙ヒコーキ全国大会」が13日、東京・葛飾区水元総合スポーツセンターであった。奄美群島代表の栗林伸明さん(59)と栗林美宥さん(12)親子=奄美市在住=ら全国34地区の予選会を勝ち抜いた68人が参加。手作りの紙飛行機を飛ばして滞空時間を競った。

 

 日本航空(JAL)が次世代の人材育成活動「空育」の一環で主催。奄美予選は今年2月、徳之島であり、当時、天城小教諭だった伸明さんが一般の部(中学生以上)、天城小6年だった美宥さんが小学生以下の部を制して出場権を獲得した。

 

 出場者は、当日渡された折り紙ヒコーキ協会認定の競技用紙(A5サイズ)で飛行機を折った。紙の切断とテープ使用やのり付けは禁止。持ち時間2分(決勝5分)以内に3投して滞空時間を計測した。

 

 美宥さんは予選のベストタイム6秒94に及ばず、5秒33。伸明さんは予選のベストタイムを上回る6秒88を記録したものの、親子ともに決勝戦進出はならなかった。

 

 4月から中学生になった美宥さんは「来年は一般の部に挑戦し、少し条件が異なるだけで大きく結果が変わってくる紙飛行機の奥深さと謎に迫りたい」、大棚小に赴任した伸明さんは「投げ方一つにしても持ち方、持つ位置、力加減とバランスが大切。折り方とバランスにも技術が必要。全国の強豪から学ぶことも多かった」と笑顔で大会を振り返った。

 

 優勝者のタイムは小学生以下の部が16秒04、一般の部は18秒59だった。

競技に臨む栗林美宥さん=13日、東京・葛飾

競技に臨む栗林美宥さん=13日、東京・葛飾