奄美高校が2年連続準優勝 県高校ロボコン

2019年09月26日

子ども・教育

県大会準優勝を果たし、全国高校ロボット競技大会へ挑む(右から)中村さん、平さん、瀧田さん=25日、奄美高校

県大会準優勝を果たし、全国高校ロボット競技大会へ挑む(右から)中村さん、平さん、瀧田さん=25日、奄美高校

 第25回県高校ロボット競技大会が8月9日、鹿児島市の県立鹿児島工業高校であり、県立奄美高校(堀之内尚郎校長)=奄美市名瀬=の工業技術研究部が2年連続の準優勝に輝いた。同部を含む上位4チームは10月に新潟県長岡市で開催される全国大会に挑む。

 

 県大会には9校11チームが出場した。大会は毎年、全国大会開催地の特産品や産業などをテーマに設定する。出場者はリモコン操作の親機、自立プログラム型の子機の二つの手作りロボットを使用し、障害物を配置した規定のコースで「3尺玉花火」「トキ」などに見立てたピンポン球やペットボトルを回収、3分以内に指定の場所に配置してその正確性を競う。

 

 工業技術研究部の部員は現在、機械電気科3年生の平智希さん、瀧田健斗さん、中村翔さんの3人のみ。少人数ながら、顧問の小薗真介教諭と共に連日試行錯誤を繰り返して2度目の全国大会出場の切符を手に入れた。

 

 県大会を振り返り瀧田さんと中村さんは「去年よりも落ち着いて取り組めた。他校のロボットの仕組みを見るのも勉強になった」と感想。全国大会へ向け、子機のピンポン玉の回収方法などさらに改良を重ねるという。

 

 平部長は「去年は予選敗退で終わったが、今年は優勝を狙っていきたい」と意気込んだ。小薗教諭も「いつも通りできれば大丈夫」と太鼓判を押す。全国大会は10月26日。