専門職業人の決意新た 奄看生67人学びや巣立つ

2019年03月06日

子ども・教育

涙をこらえながら学園歌を斉唱する卒業生=5日、奄美市名瀬

涙をこらえながら学園歌を斉唱する卒業生=5日、奄美市名瀬

 奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)で5日、第22回卒業式があった。スーツやはかま、大島紬に身を包んだ4学科67人が出席。教職員や在校生、家族らに見守られながら慣れ親しんだ学びやに別れを告げ、専門職業人としての決意を新たにした。

 

 学科別卒業生は看護39人、こども・かいご福祉14人、調理師養成9人、医療秘書5人。県内外の学校への進学や医療機関、福祉施設などへの就職を予定している。

 

 向井校長は卒業生代表に卒業証書を手渡した後、「おのおの立場は異なるが、いずれも人々と密に接する専門職。本校で学んだことを基礎に、柔軟に対応することが良い人間関係を築く上で大切。これからも粛々と努力を重ね着実に前進し、専門職として大成することを祈念する」とはなむけの言葉を送った。

 

 在校生代表の稲福繁男さん(看護学科2年)は「先輩方が作られた伝統を受け継ぎ、悔いのない学校生活を送るため一層努力する」と送辞を述べた。

 

 卒業生を代表して医療秘書学科の富美沙紀さんは「これからは本学で培った建学の精神を胸に、それぞれが自分の進む道のプロとして全力を尽くし、社会に貢献したい」と誓った。