徳之島高校で「労働に関する基礎知識」講座
2020年02月07日
子ども・教育
県労働委員会は6日、県立徳之島高校で労働について学ぶ出前講座を開いた。今春卒業を控えた3年生約100人が参加し、働くことの意義や労働ルールの基礎知識について理解を深めた。
労使間トラブルを未然防止し、労使関係の安定化を図るため、進学後にアルバイトを始めたり、就職する高校生を対象に実施。同委員会公益委員の平田浩和さんが講師を務めた。
平田さんは労働について「お金を稼ぐ手段だけでなく、社会貢献や自身の成長などさまざまな意義がある。何を目的に働くのか考えてほしい」と強調。労働時間や最低賃金、解雇など労働に関する法律で定められたルールをクイズ形式で解説し、「労働条件などで納得できない場合はいろいろな相談窓口がある。一人で悩まないで」とアドバイスした。
4月から大学へ進学するという普通科3年の喜すなおさん(17)は「最低賃金など多くの労働ルールを学んだ。今後アルバイトや社会人になった時に、労働条件で疑問に感じたら我慢せずに相談してみたい」と話した。