海の生き物を観察/知名町瀬利覚

2018年07月27日

子ども・教育

海岸の岩場などに隠れた生き物を探す児童ら=26日、知名町瀬利覚のミチュイ海岸

海岸の岩場などに隠れた生き物を探す児童ら=26日、知名町瀬利覚のミチュイ海岸

 いおワールドかごしま水族館(鹿児島市)の飼育員、坂口建さん(27)を講師とした海の生き物の学習会が26日、知名町瀬利覚のミチュイ海岸であった。参加者は海岸の浅場で岩陰に隠れている生き物を探して捕えたり、観察したりして、海とそこに生息する魚介類について理解を深めた。

 

 学習会は、地元の子どもたちに地域の伝統や豊かな自然を伝える活動などを展開しているファングル塾(朝戸武勝代表)の主催。県の地域活動貢献サポート事業の助成金を活用して実施した。

 

 この日は地元の小学生と塾生ら約20人が参加。「海」から連想する単語を出し合うゲームを楽しんだ後、網とバケツを手に海へ入り、生き物探しに熱中した。

 

 参加者はカニやエビ、小魚、ナマコ、貝などさまざまな海の生き物を捕獲。休憩後は種類を分けて、それぞれの生き物について坂口さんと共に学んだ。

 

 知名小4年の平航成君(10)は「ウツボにびっくりした。知らない生き物もたくさん見られて楽しかった」と笑顔。坂口さんは「せっかく身近にこんな素晴らしい海岸がある。遊び方を知ることで、海遊びが楽しいと感じてもらえたら」と話した。