高校入試始まる 大島高校229人が受験

2020年03月06日

子ども・教育

 試験開始を待つ受験生=5日、奄美市名瀬の県立大島高校(提供写真)

試験開始を待つ受験生=5日、奄美市名瀬の県立大島高校(提供写真)

 県内公立高校の2020年度入学者選抜学力検査が5日、始まった。初日は国語、理科、英語の試験があり、トラブルなく終了した。県全体では学力検査定員1万1300人に対して9195人が受験。全日制と定時制を合わせた倍率は0・81倍だった。受験者数は3年連続で1万人を下回った。5日の時点で新型コロナウイルス感染症による欠席者はいない。

 

 奄美市名瀬の県立大島高校では278人の学力検査定員に対し、232人が出願。初日は229人が試験に臨んだ。受験生たちは体育館に集合して事前説明を受けた後、控え室へ移動し、直前まで教科書や参考書を確認。午前10時から試験に取り組んだ。

 

 新型コロナウイルス感染症対策のため、体育館や会場となる教室の前には消毒液を用意し、試験の合間に換気を行った。マスク姿の受験生が多く、昼食時に開放した体育館でも可能な限り距離を取る対応をしていた。合格発表は13日午前11時~午後5時、同校のホームページでのみ行うという。