ごみ搬入回数大幅増 新型コロナ影響も 20年度搬入・搬出実績 名瀬クリーンセンター

2020年度のごみ搬入回数が前年度を大きく上回った名瀬クリーンセンター=31日、奄美市

 大島地区衛生組合がまとめた名瀬クリーンセンター(奄美市)の2020年度ごみ搬入・搬出実績によると、搬入量は2万3799トンで、前年度比734トン(3・2%)増加した。台風の影響などで汚泥が前年度に比べて約3倍に増え、全体の搬入量を押し上げた。また、搬入回数は4万2313回で前年度より3658回増えており、同組合は「新型コロナウイルス禍で自宅の掃除や整理整頓を行う人が多かったことから、ごみを持ち込む回数も増えたのではないか」とみている。

 

 ごみの搬入量は、同センターが稼働した1997年度以降、2003年度の2万8693トンをピークに自然災害が発生した年などを除いて減少傾向が続いている。主な要因は人口減。

 

 20年度の搬入状況を種類別でみると、可燃が1万8835トン(前年度比1・5%減)で全体の79・2%を占めた。次いで粗大2792トン(同10・6%増)、汚泥1111トン(同218・9%増)、不燃861トン(同2・2%減)、容器包装リサイクル関係資源ごみ200トン(同3・3%増)だった。汚泥は台風の影響もあって下水汚泥由来の堆肥利用者が少なかったため、大幅に増加した。1日の平均焼却量は69トンだった。

 

 市町村別では奄美市1万7602トン(前年度比3・9%増)、大和村487トン(同2・0%減)、龍郷町1923トン(同4・4%増)、宇検村811トン(同12・1%減)、瀬戸内町2777トン(同3・9%増)。

 

 資源ごみの搬出量は前年度比5・2%増の997トン。鉄成型品が最多の360トンで、アルミ成型品140トン、瓶135トン、紙類86トン、段ボール80トンなどと続いた。

 

 同組合によると、ごみの破砕処理後に火災感知器が可動した事案が20年度中に35件あり、うち32件が充電池が原因とみられている。現在、乾電池は不燃ごみとして収集しているが、今後はすべての電池類について分別収集する方向で進めている。

 

 同組合管理係の担当者は「珪藻土(けいそうど)製品全般については今年の夏ごろから分別収集を開始できるよう各市町村と検討中。また、液体は布やタオルに染みこませて捨ててほしい」とし、適切な分別と搬入に協力を呼び掛けている。