フーチャ遊歩道を整備 勾配緩やかに 和泊町

遊歩道が整備されたフーチャ=和泊町国頭

 【沖永良部総局】和泊町国頭のフーチャにこのほど、遊歩道が整備された。車いすでも利用できるよう勾配を緩やかにし、ベンチを3基設置。観光客や地域住民がより安全、快適に自然景観を楽しめるよう配慮した。

 

 フーチャは隆起サンゴ礁が荒波で浸食されてできた潮吹き洞窟。季節風や台風時には空高く潮を吹き上げる。2017年3月、フーチャを含む一帯の海岸は奄美群島国立公園に指定された。

 

 町企画課によると、フーチャは島への観光客の大半が訪れる観光名所だが、既存のコンクリート歩道が老朽化。一部陥没で危険との指摘もあったため、18年度国立公園施設整備推進事業を活用して整備を進めた。総事業費は約1700万円。

 

 工事では駐車場(乗用車5台と大型バス1台分)、入り口看板、案内板、遊歩道、ベンチ3基などを整備。遊歩道は景観に配慮した薄茶の自然色とした。同課の担当者は「景観を壊さないまま、観光地としての有効活用を考えた。近隣の高齢者施設利用者も訪れる場所であり、整備したことで車いすでの見学が可能になったのはよかった」と話した。