与論町で再陽性者 県内で初確認 奄美全体は13人 新型コロナ

 【鹿児島総局】県と鹿児島市は7日、県内で新たに56人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。奄美群島在住者は3市町の男女13人で、このうち与論町の90歳以上男性について県は過去に感染歴がある再陽性者であることを公表した。県内で再陽性者が確認されたのは初めて。奄美市名瀬の奄美中央病院から広がったクラスター(感染者集団)関連では新たに6人、徳之島町の徳洲会病院で発生したクラスター関連は1人の感染者が確認された。

 

 県によると、再陽性が判明した与論町の男性は5日に発熱やせき、たんの症状を発症。6日に医療機関でPCR検査を受けたところ陽性が判明した。7日夕現在、町内の医療機関に入院している。感染経路は不明という。

 

 県は男性の前回の感染時期について「個人の特定につながる恐れがある」として公表していない。

 

 男性以外の奄美群島の感染者は▽奄美市11人(20~90歳以上の男性6人、女性5人)▽徳之島町1人(30代女性)。奄美市の50代男性と20代女性の2人については7日夕現在、感染経路は不明。

 

 奄美中央病院から広がったクラスター関連の感染者は奄美市在住の30代から90歳以上までの男女各3人で、このクラスターに関する感染者累計は74人。徳之島徳洲会病院の感染者は徳之島町の30代女性で感染者累計は75人となった。

 

 7日夕現在、奄美群島在住の感染者13人のうち5人が医療機関に入院中で5人が自宅待機中、2人が宿泊施設に入所している。残る1人の所在について県は把握していない。同日は奄美大島と徳之島から感染者各1人を県本土の医療機関に搬送した。

 

 また、県は同日、感染者1人が6日に死亡したと発表。居住地や性別、年代は遺族の意向により非公表とした。

 

 県内の感染者数は7日現在、累計で8598人。6日現在、319人が医療機関に入院し、254人が宿泊療養、167人が自宅待機中。前日比で医療機関入院者は1人増え、宿泊療養者は29人、自宅待機者は56人それぞれ減少した。重症者は6人で、酸素投与が必要な中等症者は65人となっている。