入島者にPCR費助成 きょうから羽田・伊丹空港で 直行便が対象 鹿児島県

新型コロナ対策で羽田、伊丹両空港から直行便で奄美大島を訪れる利用者のPCR検査費が、きょうから助成される(写真は奄美空港)

 県は首都圏や関西圏からの往来による新型コロナウイルスの感染流入防止策として、羽田、伊丹両空港から鹿児島、奄美の両空港を訪れる来県客へのPCR検査費を助成する。22日から8月31日まで、羽田、伊丹両空港のPCR検査センターでの検査費7900円のうち県が5900円を負担し、利用者は2000円で検査を受けることができる。奄美大島について県は「世界自然遺産登録実現を契機に、大都市圏からの来島増加も予想される」としており、人流による新型コロナの再拡大も懸念。来県者に検査の積極受診を呼び掛け、水際防止強化を図る。 

 

 検査費助成は、行楽が本格化する夏休みやお盆の帰省シーズンで懸念される新型コロナ感染拡大防止が目的。対象となるのは羽田、伊丹からの直行便利用者で、経由便の利用者は助成の対象外。居住地や利用目的は問わない。伊丹空港からは屋久島を訪れる利用者も対象となる。 

 

 助成を受ける場合は、22日までに開設する県特設ウェブサイトから事前予約を行う。搭乗日は搭乗券のコピーと検査費2000円が必要。検査後約30分で結果が分かり、陽性の場合は搭乗できない。ウェブサイトには県のホームページからもアクセスできる。

 

 県新型コロナウイルス感染症対策室は、首都圏を中心にインドで見つかった感染力の強いデルタ株への移行が進んでいることも懸念しており「大都市圏からの人流増加が予想される中、ウイルスの流入防止は重要。助成措置による検査促進を図り、感染防止につなげたい」としている。

 

 県はこのほか、「感染拡大警戒期間」として塩田康一知事や県のマスコットキャラクターぐりぶーなどが感染防止に向けた取り組みを呼び掛けるメッセージ動画を作成し、20日から県のホームページなどで公開。県民に対し、日常生活での基本的な感染防止策などをあらためて求めている。