和泊町長に前氏 新人4人の争い制す 16年ぶり新リーダー誕生

支持者らと万歳し、当選を喜ぶ前氏(左から2人目)=27日午後10時ごろ、和泊町和泊

 任期満了に伴う和泊町長選挙は27日投開票され、元おきのえらぶ島観光協会長の前(すすめ)登志朗氏(62)=和泊=が1972票を獲得し、無所属新人4人による選挙戦を制し初当選を果たした。新町長の誕生は16年ぶり。2017年の前回選挙は無投票で、選挙戦は8年ぶり。投票率は85・38%で、13年の町長選を11・41上回った。

 

 町長選をめぐっては、現職の伊地知実利氏(77)が昨年12月議会で4期目の今期での勇退を表明。前氏をはじめ、元和泊町総務課長の種子島公彦氏(59)=和泊、元会社社長の末川国弘氏(73)=国頭、会社社長の中村むつ子氏(57)=同=が立候補した。町選挙管理委員会によると、4人で争う町長選は記録が残る1966年以降で初めて。

 

 前氏は「チェンジ 改革!実行!」をスローガンに選挙戦を展開。「町民目線で島を変える」と訴え、行財政改革や産業振興による所得向上などを公約に掲げた。町議や建設会社のほか、若手商工業者らの支援も受け、支持を広げた。

 

 種子島氏は現町政の「継承・進化」を掲げ、36年間の行政経験をアピール。町議や建設会社などの支持を受け、前氏と接戦を繰り広げたが、45票差で及ばなかった。

 

 末川氏と中村氏は、前氏と同様に町政の「刷新・変革」を訴えたが、支持が広がらなかった。

 

 投票は27日午前7時から午後6時まで町内4カ所であった。午後8時から町防災拠点施設やすらぎ館で即日開票され、同9時40分に確定した。

 

 当日有権者数は5054人(男2479人、女2575人)。投票者総数は4315人(男2143人、女2172人)で有効4285票、無効30票だった。