大和村、特産スモモを県贈呈 塩田知事「懐かしい味」

  大和村の伊集院幼村長は4日、鹿児島市の県庁を訪れ、塩田康一知事に村特産のスモモを贈呈して、旬を迎えた奄美の初夏の味覚をPRした。

 

 同村は県内最大のスモモ産地。昨年産の生産量は暖冬などの影響で約3トンにとどまったが、今年の生産量は天候の順調な推移などを受け、約10倍の30~40トンが期待されている。

 

 収穫作業は5月に始まり、今月中旬まで続く。5月末には同村湯湾釜の選果場で選果作業がスタート。農協共販は約15トンを予定しており、島内だけでなく福岡県や沖縄県を中心に島外へも出荷される。

 

 村から県には収穫したばかりの果実1・5キロを贈呈。贈呈式では伊集院村長が塩田知事に化粧箱入りのスモモを手渡し、味の良さをアピール。化粧箱は奄振交付金を活用して製作していることも説明し「付加価値を付けて、広く売り出したい」とも話した。 

 

 幼少期を伊仙町で過ごした塩田知事は子どもの頃を思い出した様子で、真っ赤な果肉を口に運びながら「甘かったり酸っぱかったりと、いろんな味が楽しめる。懐かしい」と語った。

 

 村では例年、県経済連の協力を得て、鹿児島市内で試食販売会を実施しているが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため中止とした。

 

 伊集院村長は「新型コロナなど暗いユースが多いが、そんな時期だからこそ、生産者が元気になってくれればという思いで知事にスモモを届けた」と話し、県を通じた特産品のPRにも期待した。