大島紬の魅力学ぶ 職員向け研修・販売会 県大島支庁

大島紬製品を眺める職員ら=14日、奄美市名瀬の県大島支庁

 奄美市名瀬の県大島支庁(印南百合子支庁長)は14日、職員を対象とした本場奄美大島紬研修会・販売会を同支庁会議室で開いた。職員ら17人が参加し、世界3大織物とも言われる大島紬について理解を深めた。

 

 県本土から赴任した職員が大島紬に触れる機会を設けようと、2007年に始まった。本場奄美大島紬協同組合女性部会が協力し、毎年職員らに大島紬の魅力を伝えている。前田紀子会長は「職員の方には大島紬の良さを勉強してもらい、本土に帰っても紬のPRをしてほしい」と話した。

 

 研修会で職員らは大島紬に関する映像を視聴。海外との交易を通して伝わった技術を基に、奄美で独自に発展した大島紬の1300年の歴史や大島紬産業の繁栄と衰退、製造工程などについて学んだ。

 

 販売会では同会会員が持ち寄ったバッグやネクタイ、名刺入れなど、豊富なデザインの大島紬製品が並んだ。前田会長は「30年ほど前までは着物しかなかったが、最近はいろんなニーズに合わせて紬小物の生産も盛んになっている」と説明。参加した職員らは一つ一つ手に取り感触を確かめた後、気に入った商品を購入していた。

 

 奄美に赴任して3年目という総務企画課主事の和田朋さん(25)は「複雑な製造工程は理解するのが難しかった。着物を着る機会はあまりないが、大島紬に一度は袖を通してみたい」と話した。