奄美で選挙目白押し 衆院選含め年内五つ 選管も対応急ピッチ 1市3町で首長選

    次期衆議院選挙の日程が「19日公示、31日投開票」で固まった。奄美ではこれから12月上旬までの2カ月間に四つの首長選も控え、選挙が目白押し。当初11月とみられていた衆院選の日程が想定より早まったこともあり、各自治体の選管も人員や投票会場の確保など対応に追われている。

 

 最も告示日が近いのは伊仙町長選挙。今月12日に告示し、17日の投開票を予定している。4年前の前回選でも争った現職と新人の2人が今回も立候補を表明しており、再戦一騎打ちの可能性が濃厚だ。

 

 続いては19日公示の衆院選。奄美群島を含む鹿児島2区は、現職と新人2人の3人が立候補を表明している。新型コロナの感染状況が落ち着いてきたことから、奄美入りなどの動きを活発化させている。

 

 龍郷町は当初、今月19日告示、24日投開票を予定していたが、衆院選の日程が固まったことを受け、投票日が同日となるよう26日告示、31日投開票に日程を変更した。

 

 町選管事務局は「従来の期日だと2週連続で投票となるため町民へ負担がかかる。衆院選と同日に投開票することで、投票率の向上につなげたい」と理由を説明した。現在、立候補を表明しているのは現職1人で無投票の公算が大きい。

 

 一方、11月30日任期満了の奄美市長選は当初の予定通り11月7日告示、14日投開票と決め、衆院選との同一選を見送った。

 

 同一選の場合、市長選と市議補欠選、衆院の小選挙区、比例、国民審査が一度に行われる。市選管は「当初決めた日程を動かしたり、一度に5回の投票を行うことによる有権者の混乱を避けるため」などと理由を説明した。

 

 奄美市では衆院選、市長選と重要な選挙が立て続けに行われる。市選管は「有権者を混乱させない、投票率向上、感染症対策と心掛けることや、やるべきことは多いが、選挙事務が滞りなく適正に行われるよう努めたい」とした。

 

 市長選を巡っては現職が勇退の意向を示した一方、新人2人が立候補を表明している。同日程で市議補選(定数2)も行われる。

 12月20日任期満了の知名町長選は11月30日告示、12月5日投開票。今のところ立候補の意思を示しているのは現職1人のみ。