奄美市が優秀成果賞 AI活用、給付金支給効率化評価 マニフェスト大賞

優秀成果賞の受賞を喜ぶ朝山市長(中央)ら=29日、奄美市名瀬(同市提供)

地方自治体や市民団体などの取り組みを表彰する第16回マニフェスト大賞(同実行委員会主催)の審査がこのほどあり、奄美からは優秀成果賞に奄美市が選ばれた。国の特別定額給付金の支給業務にAI(人工知能)などを導入し、短期間の給付につなげた実績が評価された。29日に市役所で受賞報告が行われ、朝山毅市長は「よりいっそう行政事務のデジタル化を進め、市民サービスの向上に努めたい」と話した。

 

今年は7分野に全国から計2730件の応募があった。優秀賞35件からグランプリ1団体をはじめ、各分野の最優秀賞、特別賞が選出された。奄美市は「成果賞」分野の優秀賞5団体のうちの一つ。

 

新型コロナウイルスの経済対策として実施された1人10万円の給付金事業に、AIで文字認識する「AI│OCR」、ロボットが単純入力作業を代行する「RPA」を導入した。

作業の効率化を図ったことで、処理時間は手作業に比べて10分の1に短縮。平均6日間以内(最短4日間)の給付を実現したほか、職員も当初想定より最少人数で対応可能になった。

 

審査員からは「デジタル化することで、自治体職員は人でなくては実行し得ない業務に集中できる。小規模自治体のモデルケースとして全国に広げることを期待したい」と講評を受けた。

 

同市はデジタルを活用した職員の働き方改革を進めており、今年度はデジタル戦略課も新設された。押川裕也課長は「名誉ある賞をいただき光栄。職員の働き方も大きく変革できた。これからも精進したい」と語った。