東京など巡回展へ出品 下原洞穴遺跡の石器など 天城町

巡回展に出品された下原洞穴遺跡の波状条線文土器

 【徳之島総局】日本の考古学研究で発見、発掘された出土品を展示する「発掘された日本列島2021」(文化庁など主催)に天城町西阿木名の下原(したばる)洞穴遺跡で発掘された石器や土器などの出土品が出品される。同町社会教育課の担当者は「最先端の研究を紹介する展示会。遺跡の価値を認められて町としても誇らしい」と喜んでいる。

 

 下原洞穴は鍾乳洞の天井が崩れ落ちてできたドリーネと呼ばれるくぼ地の壁に開いている洞窟。遺跡は旧石器時代から縄文時代のものとみられ、2016年から調査が始まり、3万~3600年前の遺物1万点以上が発掘されている。

下原洞穴遺跡の遠景(ともに天城町社会教育課提供)

 

 展示会は6月5日開幕の東京都を皮切りに、北海道、群馬県と巡回する。町担当者は「会場近くに行く機会がある人はぜひ来場を。天城町のユイの館ではほかの出土品も展示しているのでこちらも見てほしい」と呼び掛けた。

 

 巡回展の日程、会場は次の通り。

 ▽6月5日~7月4日 東京都江戸東京博物館(墨田区)

 ▽7月31日~9月12日 苫小牧市美術博物館

 ▽10月9日~11月21日 群馬県立歴史博物館(高崎市)