登録維持へ対応方針協議 徳之島部会に官民33人参加 世界自然遺産地域連絡会議

官民から33人が参加したオンライン会議=18日

 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島世界自然遺産候補地地域連絡会議」の徳之島部会が18日、オンラインで開催された。官民計14機関から33人が参加。希少野生動物のロードキル(交通事故死)対策など、今後も世界自然遺産登録を維持するために必要な対応方針などについて協議した。

 

 会議には環境省、林野庁、県、徳之島3町や島内の自然保護団体、観光団体などが参加。世界遺産委員会から今後の課題として指摘されている①観光管理②絶滅危惧種のロードキル③河川再生④森林管理│の4分野での対応方針案と、いずれも来年7月までに世界遺産委員会に提出するリポートを作成するなどのスケジュール計画が示された。

 

 意見交換ではエコツアーガイドから徳之島北部の林道「山クビリ線」について「台風被害で同林道が利用できないため、ナイトツアーなどが他の林道に集中してオーバーツーリズムの状況になりつつある」と対応を求める意見があったほか、「そもそも関係機関同士の情報共有が不足している。対応方針が実現できるのか」などと疑問の声も上がった。

 

 同部会は天城町役場で開催予定だったが、徳之島の新型コロナウイルス警戒レベル引き上げでオンライン開催に変更。登録決定後では初の部会となった。会議は県が主催し、奄美群島世界自然遺産候補地保全・活用検討会自然利用部会と兼ねて開催した。

 奄美大島部会は25日にオンラインで開催する予定。