県独自「緊急事態宣言」 最高警戒「ステージ4」

記者会見で県民への理解と協力を呼び掛ける塩田康一知事=13日、鹿児島市の県庁

 県は13日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を県庁で開き、感染警戒基準を「ステージ3」(感染者急増)から、最も高い「ステージ4」(爆発的拡大)に初めて引き上げた。これに伴い、8月31日までを期間とする独自の「緊急事態宣言」を発令。県民への不要不急の外出自粛要請など、より強い感染防止策を求めている。併せて、飲食店への営業時間短縮要請の対象に徳之島3町と霧島市の飲食店を追加。国への「まん延防止等重点措置」要請についてはステージ引き上げの効果などを見極めつつ、今後、検討する方針を示した。

 

 感染警戒基準について県は、今月6日にステージ2(感染者暫増)からステージ3に引き上げ、「爆発的感染拡大警報」を発令。その後も新規感染者の増加に歯止めがかからず、8日に104人と100人を超え、13日には158人まで増えた。ステージ引き上げに伴う県民への不要不急の外出自粛要請は、国が全国を対象に発令した緊急事態宣言以来、2度目。

 

 塩田康一知事は対策会議後の会見で「県外との往来や来県者との接触が感染者急増の一因となったのではないか」との見解を示すとともに「重大な局面を迎えており、県民一丸の感染防止策が求められている」と強調。従来の対策からさらに踏み込んだ要請であることを訴えた。

 

 加えて、医療提供体制の確保策として、入院病床を13日付で425床から458床まで増床したほか、現在804室の宿泊療養施設も新たに約100室の確保見通しを報告。増加が続く自宅待機者対策として、入院待機者に対応した施設の設置を検討していることを明らかにした。

 

 営業時短要請の対象に追加される4市町の飲食店は約2000店舗で、うち徳之島3町は約400店舗。16日から29日までの間、営業時間を午前5時~午後8時、酒類の提供は午前11時~午後7時とするよう求める。

 

 期間を通じて協力した店舗には売り上げに応じて1店舗当たり35万~105万円の協力金を支給する。期間中は、店頭への時短実施周知を図るポスターや張り紙の掲示も求める。

 飲食店の時短要請協力金の申請期間は30日から10月22日まで。県が30日午後1時にホームページに掲載する申請書や必要書類を郵送して申し込む。

 

 郵送先は〒892│8799鹿児島東郵便局留鹿児島県時短要請協力金給付事務局。協力金に関する問い合わせ先は、電話099(295)0286同事務局。平日の午前9時から午後5時まで対応する。