知名新庁舎、建設場所を変更 町長「100年利用も想定」

知名町新庁舎建設の変更点などを説明した住民説明会=22日、同町

 知名町は22日、同町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなで新庁舎建設の住民説明会を開いた。昨年11月に開催した説明会後、建設予定地や工期などが変更となったため、その経緯と現在の計画を説明。町民は会場やインターネット放送で視聴した。

 

 会の冒頭、今井力夫町長は「改めて町民の皆さまに経緯を説明した上で庁舎建設に当たっていきたい。現庁舎が築58年、これから建設する庁舎はそれ以上、場合によっては100年利用することを想定した建物にしたいと思っている。町民が一致団結した役場庁舎建設になれば」とあいさつした。

 

 町の説明によると、新庁舎は当初建設予定地の地質調査を行ったところ、基礎工事に計画を上回る約2億8000万円の費用がかかることが判明。あしびの郷・ちな北側駐車場の北側民有地を新たな建設予定地として再検討した。

 

 今年6月からとしていた工期は22年1月~23年5月、運用開始は23年7月予定に変更した。基本計画で2500平方メートルとしていた延べ面積は、新たに生涯学習課を配置したことや機能的な執務空間、書庫の確保などを行い約2800平方メートルに。事業費は約19億2000万円とした。

 

 町民からは▽農地転用に伴う農業への影響▽建設予定のヘリポート▽水利事業所の再利用計画▽建物の寿命を伸ばすための具体策-などについて意見や質問があった。

 

 周辺道路の狭さ、高い土地に造ることによる利便性や安全性への指摘について、今井町長は「デメリットの部分については承知している。利用する高齢者の皆さんに負担を掛けないため、バス路線についても協議を進めている」などと答えた。