警戒基準「レベル0」に 県コロナ感染症対策本部会議

新型コロナウイルス感染拡大の新たな警戒基準などについて説明する塩田知事=25日、鹿児島市の県庁

 県は25日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を鹿児島市の県庁で開き、4段階の「ステージ」で区分していた感染拡大警戒基準を改め、新たに0~4の5段階「レベル」で示す基準を設定した。同日から運用し、直近の新規感染者がほとんど確認されていない状況を踏まえて、基準を現行の「ステージⅡ」から「レベル0」に変更した。県民に求めていた会食時の人数制限なども見直し、レベルごとに要請内容を決めた。これに伴い、同日から飲食店を利用する際の人数・時間の制限がなくなった。

 

  対策本部会議終了後の記者会見で、塩田康一知事が明らかにした。

 

 新警戒基準は、感染予防のための行動制限を緩和し、医療逼迫(★ひっぱく)度を重視する国の基本的対処方針に準じて設定。

 

 レベル0が旧基準のステージⅠ、レベル1がステージⅡ、レベル2がステージⅢ、レベル3がステージⅢの最終局面からステージⅣにそれぞれ相当する。レベル4は、一般医療を大きく制限しても新型コロナへの医療に対応できず、緊急対応病床数を超えた数の入院が必要な段階。レベル移行の指標には、3週間後の必要病床数を推計する「予測ツール」を追加した。

 

 塩田知事は会見で「専門家からは第6波の襲来が指摘されている。引き続きマスク会食など基本的な感染対策を徹底してほしい」と強調。25日以降を「感染防止対策徹底期間」と定めたことから、県民に協力を呼び掛けた。また、感染対策が十分として県がお墨付きを与える「第三者認証店」の利用や認証の取得なども求めた。

 

 県はこの日、ワクチンの追加接種に関する方針も示した。2回目の接種を終えた18歳以上が対象で、12月以降に医療従事者、来年1月以降に高齢者を中心とした3回目の接種を行う。県内の接種状況は22日現在、2回目接種済みが約84%となっている。

 

 県は今後、ワクチン接種歴やPCR検査などの陰性証明を用いて行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ制度」の関連情報を県ホームページで公開する予定。