輪禍防止に協力を 環境省らキャンペーンを実施 徳之島町

ドライバーにちらしを手渡すキャンペーン参加者=25日、徳之島町母間

 【徳之島総局】環境省徳之島管理官事務所と徳之島地区自然保護協議会は25日、アマミノクロウサギの交通事故死が多発している路線でロードキル防止キャンペーンを実施した。徳之島警察署も協力し計24人が参加。ドライバーに普及啓発のちらしを手渡し、希少動物へ配慮して速度を落とした運転を心掛けるよう求めた。

 

 クロウサギの輪禍は今年に入り8件(6月25日現在)発生しており、うち5件は徳之島町と天城町を結ぶ県道松原驫木線と第二麦田橋(徳之島町母間)の2箇所で発生している。キャンペーンはそれぞれの箇所で同時に実施した。

 

 同事務所はこれまでに事故現場に注意喚起の看板を設置し、第二麦田橋近くの畑と道路の間にはクロウサギの侵入を防ぐネットを張るなどの対応を取っている。同事務所の中澤孝自然保護管補佐は「考えられる対策を取っているが、島民の協力と理解が一番重要。クロウサギが身の回りにいると認識して安全運転を心掛けてほしい」と呼び掛けた。

 

 第二麦田橋はこれまでクロウサギの輪禍が起きていない地区だったが、今年5月に立て続けに3件が確認された。キャンペーンに参加した県希少野生動植物保護推進員の池村茂さん=母間在住=は「井之川岳の麓で川が多い地区。生息数、生息域とも拡大したクロウサギが川沿いに人里近くまで下りてきているのではないか」と分析した。