高校総体でクラスター 与論町の男性1人も関連 新型コロナ

 【鹿児島総局】県は3日、5月26~28日に薩摩川内市で開かれた県高校総合体育大会(高校総体)の男子バドミントン競技の会場で、新型コロナウイルスの県内42例目の新たなクラスター(感染者集団)が発生したと明らかにした。関連の感染者は3日までに陽性が発表された男女13人で、このうち1人は与論町在住の10代男性。現在、医療機関に入院している。県は親族と知人計3人を濃厚接触者として把握しており、その他についても調査を進めている。

 

 県によると、新たなクラスター関連の感染者の内訳は選手などの参加者9人、顧問や大会関係者3人、親族1人。

 

 与論町の男性は、会場で感染者の発生が確認されたことに伴い、競技への参加者として今月2日に医療機関でPCR検査を受けたところ、陽性が確認された。喉の違和感を訴えているという。

 

 高校総体の男子バドミントン競技は薩摩川内市の「サンアリーナせんだい」で開かれ、県内の65校が出場。期間中は各校の選手や顧問、大会関係者、観客など約900人が来場した。

 

 県によると、競技会場では来場者の名簿を作成。来場者については全員、4日まで自宅待機とし、並行して検査を実施している。感染経路は調査中。

 

 県は会場での感染対策について、「出入口を開けたままにしていたほか、消毒液の設置なども行われていた」とする一方で「競技の特性上、こまめな換気の徹底など、不十分な部分が一部であったようだ」と説明した。

 

 3日に県と鹿児島市が発表した新型コロナウイルスの新規感染者数は25人。

 県内の感染者数は3日現在、累計で3409人。2日現在、143人が医療機関に入院し、102人が宿泊療養、2人が自宅待機中。重症者は3人で、酸素投与が必要な中等症者は32人。