16歳以上接種始まる 大和村 群島内で先駆け 新型コロナワクチン

16歳以上の村民を対象に始まった新型コロナウイルスワクチンの集団接種=5日、大和村体育館

  大和村で5日、16歳以上の村民に対する新型コロナウイルスワクチンの第1回集団接種が始まった。高齢者や医療従事者らの優先接種以外で一般向けに接種が行われるのは奄美群島内の自治体で初めて。6日までの2日間、村体育館で730人を対象に行う。村保健福祉課によると、早ければ今月中に第2回集団接種を実施し、15歳以下を除く村民のほとんどが2回目の接種を終える見込み。

 

 集団接種対象者の内訳は、16歳以上64歳以下が644人、65歳以上の高齢者のうち2回目の接種を終えていない人が29人、未接種の人が57人。同村では高齢者の約8割がすでに2回目の接種を終えている。

 

 5日は津名久、大棚、国直、湯湾釜、思勝の集落ごとに接種時間が設定され、対象者が次々と来場した。会場では待機する椅子同士の間隔を広めに確保するなど密を避ける感染防止対策が取られ、医療スタッフや役場職員らが問診、接種補助、健康観察などを分担して接種業務に当たった。

 

 ワクチン接種を受けた元山沙優里さん(36)は「大和村に住んでいることでいち早く接種することができたことはありがたいし、ほっとしている。早く普通の生活に戻ってマスクを外せる日が来てほしい」と話した。

 

 同課の早川理恵課長は「医療機関との連携がうまくいっていることでスムーズにワクチン接種が進んでいる。12歳以上の接種も検討している」とし、村民に対しては「接種を終えたからといって安心せず、基本的な感染対策をしっかりとしてほしい」と呼び掛けた。

 

 県内の一般向け接種を巡っては、7つの離島からなる十島村で16歳以上の住民に対する一斉接種が5月26日までに行われ、ほとんどの島民が2回目の接種を終えている。