2区は三つどもえ 衆院選 12日間の戦い始まる 県内10人が立候補

衆院鹿児島2区に立候補した(左から)松崎真琴氏、金子万寿夫氏、三反園訓氏=届け出順

 【鹿児島総局】第49回衆院選は19日公示され、31日の投開票に向け12日間の選挙戦がスタートした。県内の4選挙区に立候補したのは10人で、2017年の13人を3人下回った。奄美群島を含む鹿児島2区に立候補したのは共産新人で元県議の松崎真琴氏(63)、自民前職で4期目を目指す金子万寿夫氏(74)、無所属新人で前知事の三反園訓氏(63)=届け出順=の3人。県内の4選挙区に公認候補を擁立する自民に、選挙区ごとの候補擁立を調整し共闘体制を取った野党が挑む構図。全国的には新型コロナウイルス対策や経済政策、安倍、菅、岸田と続く政権運営の評価などを争点に与野党が争う。

 

 衆院議員の任期満了日を越えての衆院選は現行憲法下では初めてで、解散から17日後の投開票は戦後最短。

 

 19日午前8時半から鹿児島市の県庁で小選挙区の立候補届け出が受け付けられ、立候補を表明していた計10人が手続きを済ませた後、各選挙区内で第一声を上げた。

 

 県内選挙区立候補者の党派別内訳は自民党4人、立憲民主党2人、共産党、社民党、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」、無所属各1人。新旧別は前職5人、元職1人、新人4人。

 

 4選挙区すべてに候補を擁立した自民党に対し、今回初めて全選挙区で共闘する野党側は立憲民主党が1区と3区、共産党が2区、社民党が4区とすみ分けを行い〝与野党全面対決〟の様相。自民は1区奪還を含む全4選挙区の公認候補の当選を目指し、共闘する野党は自公政権からの「政権交代」を旗印に議席獲得を狙う。

 

 2区は奄美群島と県本土の南薩4市、鹿児島市谷山・喜入地区が選挙区。保守票を奪い合う金子、三反園両氏の争いに、野党統一候補の松崎氏を加えた三つどもえの構図。

 

 各候補とも最大票田の鹿児島市谷山地区で第一声。「政権交代し、国民の命と暮らしを守る」(松崎氏)、「コロナ禍を乗り越え新しい国づくりへ」(金子氏)、「新しい風で今を変えよう」(三反園氏)と支持を訴えた。

 

 1区は前回選で唯一、議席を獲得した立憲民主党の前職に対し、自民党が議席奪還を目指して比例九州ブロックからくら替えした前職を擁立。3区は前回も争った自民党前職と立憲民主党元職の一騎打ち。4区は7期目を目指す自民党前職に社民党とNHK党の新人2人が挑む。

 

 18日現在の選挙人名簿登録者数は県全体で134万1565人、2区は33万7660人。うち、奄美群島は8万9028人。期日前投票は20日に始まる。