一般は2月から本格化 3回目ワクチン接種  10市町村が前倒し 奄美群島

 

65歳以上の高齢者ら一般を対象とした新型コロナウイルスワクチンの追加接種について、政府は2回目から3回目の接種間隔を当初の8カ月から7カ月に短縮する方針を決めた。奄美群島12市町村では12日現在、10市町村が前倒しする計画とした。既に接種の予約がスタートした自治体もあり、接種は2月から本格化する見込みだ。

 

前倒しで接種を行うのは奄美市、龍郷町、大和村、宇検村、徳之島町、天城町、伊仙町、和泊町、知名町、与論町。瀬戸内町と喜界町は、医師らの人員確保などを理由に調整中とした。

 

国の配分計画に基づいて県内で先行してワクチンが配分された大和村は、1月15、16の両日に集団接種を実施し、17日から個別接種を開始する。龍郷、和泊、知名の3町も1月中に接種開始とした。

 

ほか、瀬戸内町と喜界町を除く6市町村は2月中に開始予定。瀬戸内町は3月中旬、喜界町は4月の開始を見込むが、両町とも今後、前倒しでの接種を検討しているとした。

 

追加接種では、初回接種に用いたワクチンとは異なるワクチンを使用する「交差接種」が認められている。県内ではこれまで使用した米ファイザー製ワクチンに加え、3回目からは一部米モデルナ製ワクチンが配分される。

 

自治体担当者からは「希望が偏ればワクチンが不足したり余ったりする可能性がある」「県から配布されるワクチンの種類や量が直前まで分からないため計画が立てづらい」「使用期限の関係からワクチンの種類に関しては住民の希望を優先できない」といった声が聞かれた。

 

このほか、県はPCR検査キット5200セット(奄美市800セット、ほか各400セット)を11日までに群島全市町村に配布した。各市町村とも一部を福祉施設や学校、消防、医療機関などへ配布し、今後必要に応じて、行政検査の対象にならない無症状の人などへ使用するとしている。

 

感染拡大を受け、奄美市には県から1200セットが追加される予定。伊仙町は独自に抗原検査キットを100セット購入し、天城町、瀬戸内町も今後購入するか検討中としている。