60周年の節目祝う 暮らし満足度ナンバーワンの町へ 徳之島3世の愛之助さんがサプライズ 天城町

元気なダンスで式典に花を添えたDANCE JETsの子どもたち=30日、町防災センター

 【徳之島総局】天城町の町制施行60周年記念式典が30日、町防災センター(同町天城)であった。約170人が出席。人気歌舞伎役者の片岡愛之助さんからビデオレターで祝辞が届くなど、町の節目に島内外から多くの祝福が寄せられた。

 

 式典は町の唄者、中島清彦さんの「朝顔節」でスタート。式辞で森田弘光町長は「無事この日を迎えられたのは町民や関係者の長年のご労苦のおかげ」と感謝を述べ、「新たな出発の節目の時。次世代にバトンをつなぐという責務を胸に、暮らし満足度ナンバーワンの町を目指していく」と意気込みを語った。

 

サプライズで上映された片岡さんからのビデオレター

 片岡さんは祖父が徳之島出身であった縁から同日付で徳之島観光大使に就任。ビデオレターでは天城町の町制60周年と徳之島の世界自然遺産登録を祝った上で、「いつか徳之島にちなんだ演目をつくり徳之島で歌舞伎をしたい。家族で来島できる日が楽しみ」と笑顔を見せた。

 

 式典では自治功労、教育文化功労、スポーツ振興功労など6部門で功績のあった延べ117人(故人含む)の表彰と、5個人2団体への感謝状贈呈があったほか、塩田康一県知事、田之上耕三県議会議長、高岡秀規大島郡町村会長から祝辞(いずれも代読)が贈られた。

 

 この後、環境省沖縄奄美自然環境事務所の宇賀神知則所長が「徳之島・天城町 世界自然遺産、そして未来へ」と題して講話。「人と自然との距離が近いにも関わらず世界遺産の森が残っている」と徳之島の特徴を紹介し、「今後は徳之島が特別であることに気付くこと、知ること、語ることに努めてほしい」と伝えた。

 

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から祝賀会などは行われなかったものの、式典では島内小中学生のダンスチーム「DANCE JETs」が元気なダンスを披露したほか、同日夜には平土野港で花火が打ち上げられ町の節目に花を添えた。