8年ぶりの選挙戦 過去最多4人届け出 和泊町長選告示

和泊町長選に立候補届け出をした左から種子島公彦氏、末川国宏氏、前登志朗氏、中村むつ子氏

 任期満了に伴う和泊町長選挙が22日告示され、8年ぶりの選挙戦に突入した。立候補したのはいずれも無所属の新人で、元和泊町総務課長の種子島公彦氏(59)=和泊、元食品加工販売会社社長の末川国弘氏(73)=国頭、元おきのえらぶ島観光協会長の前登志朗氏(62)=和泊、農業用肥料販売会社社長の中村むつ子氏(57)=国頭=(届け出順)の4人。町選挙管理委員会に記録が残る1966年以降では、最多の候補者による混戦となった。

 

 現職の伊地知実利氏(77)は、昨年12月に4期目の今期での勇退を表明。その後、4氏が今年4月までに相次いで立候補を表明した。種子島氏と前氏は和泊、末川氏と中村氏は国頭に選挙事務所を設け、地縁血縁を軸に支持拡大を訴えている。

 

 種子島氏は、新型コロナウイルス対策や農業振興などを公約に掲げる。36年間の行政経験を前面に出し「即戦力、即実行」を強調。「現在の伊地知町政を継承するとともに進化、発展させたい」と意欲を見せる。

 

 末川氏は「農家の声を町政へ」をスローガンに、農林水産業振興や財政改革などに取り組む姿勢を見せる。農業の6次産業化を推進するため、町実験農場の有効活用や政策集団となるシンクタンク設立なども目指す。

 

 前氏は、行財政改革や産業振興による所得向上などを公約に掲げる。「チェンジ 改革!実行!」をスローガンに「町民目線で島を変える」と主張。町民ニーズにきめ細かに対応できる体制の実現も目指す。

 

 中村氏は、同町長選で初の女性候補で「政策実現に町民、女性目線を生かしたい」と主張する。農業・漁業・商業を守るための条例制定や環境循環型社会の実現などを公約に掲げ、支持拡大を訴えている。

 

 期日前投票は23日から4日間、午前8時半から午後8時まで役場結ホールである。

 

 投票は27日午前7時から午後6時まで町内4会場であり、午後8時から町防災拠点施設やすらぎ館で即日開票される。

 

 同町の選挙人名簿登録者数は6月21日現在、5232人(男2580人、女2652人)。