PCR検査キット配布へ 奄美市コロナ対策本部

新型コロナ対策事業について協議した奄美市対策本部=9日、同市名瀬

奄美大島に県独自の緊急事態宣言が発令されたことを受けて、奄美市新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・安田壮平市長)は9日、市役所で会合を開いた。県提供のPCR検査キットを感染の不安がある人へ配布することを確認。福祉施設や学校、消防などを優先するとし、一部は同日中に提供した。一般市民への配布について市は「活用状況を見ながら検討していきたい」としている。

 

会議冒頭、安田市長は「昨日、緊急事態宣言が発令された。飲食店への営業時間短縮要請をはじめ、保健所や医療体制、検査体制の強化も随時行われていく見込み。本市においても全力を挙げて取り組みたい」とあいさつした。

 

PCR検査キットは同市分2000セットのうち、9日に800セットが届いた。配布対象は、感染者が身近に確認されたものの濃厚接触者に指定されず、感染の不安がある人。無症状であることも条件となる。

 

当面は感染拡大により社会的な影響が大きい医療、介護、福祉、保育、学校、消防などの施設を優先する。市は同日、福祉施設1カ所の要望を受けて100セットを配布したと発表した。

 

また、自宅待機中の感染者のうち、県の食料支援事業に該当しない人への食料品配布も行う。市は「急ぎ調達を進め、連休明けにも支援を始めたい」と話した。担当部署は非公表とし、県から直接感染者へ案内する。

 

同市の9日発表分は、県全体の5割以上を占める61人に上った。1月の感染者数は231人、累計は644人(県修正分を加味)。