「雨天時の遊び場」など要望 奄美市複合施設ワークショップ

2018年09月05日

政治・行政

来場者へ複合施設の概要を説明し、市民の要望を聞いたワークショップ=4日、奄美市名瀬

来場者へ複合施設の概要を説明し、市民の要望を聞いたワークショップ=4日、奄美市名瀬

 奄美市が名瀬港町に整備計画している「子育て・保健・福祉複合施設」の周知を目的としたワークショップが4日、同市名瀬のAiAiひろばであった。設計関係者が設備の概要や地域に対する施設の役割を説明。来場者からは「雨天時でも子どもが安全に遊べる場所を」「トレーニングジムや高齢者の運動スペースがほしい」など幅広い意見が寄せられた。

 

 施設は港町児童センターと老朽化が進む保健センター、老人福祉会館を統合し▽子育て支援▽高齢者の生きがいづくり▽市民の健康づくり―などの機能を集約。診察室や遊び場、調理室、大浴場、運動施設などさまざまな設備を計画している。4階建てで2020年度に着工、22年オープン予定。

 

 ワークショップは設計を担うシーラカンスK&H・酒井建築設計共同体が主催。計画中の建物の模型やパネルを展示し、訪れた市民らの質問に答えるとともに施設への要望を募った。9月下旬と12月にも開催予定。

 

 ㈱酒井建築事務所の酒井一徳取締役・一級建築士は「子どもから高齢者までみんなが集まる場所にしたい。ぜひたくさんの人から意見を聞きたい」と話した。