「鹿児島のウェルネス」ロゴマーク決定

2019年03月24日

政治・行政

鹿児島の地域資源を表現した「ウェルネス」ロゴマークと、デザインした平山さん=22日、鹿児島市

鹿児島の地域資源を表現した「ウェルネス」ロゴマークと、デザインした平山さん=22日、鹿児島市

 鹿児島県の観光などをアピールする地域資源のシンボルとして県が公募した「鹿児島のウェルネス」ロゴマークがこのほど決まり、桜島と錦江湾をベースにした鹿児島市の会社員、平山陽一さん(56)のデザインを採用した。県は民間の商品やパンフレットなどのPR資材に活用し、鹿児島県の観光をアピールする。

 

 県は、豊かな自然や豊富な温泉資源、安心・安全な食などを「健康、癒やし、長寿」に有益な資源と位置付け、「鹿児島のウェルネス」として観光振興や各種施策に生かす。

 

 デザインは県内外から197点寄せられ、審査の結果、平山さんの作品を最優秀賞に選んだ。平山さんは包装関連資材などの製造販売を手掛ける企業のパッケージデザインを担当しているという。

 

 平山さんの作品は、「ウェルネス」の頭文字「W」で桜島を表現。下部の青い楕円形は錦江湾を模しており、桜島の上で手をつなぐ三つの人形は「健康」「癒やし」「長寿」をイメージしている。

 

 22日に県庁で表彰式があった。三反園訓知事は「鹿児島の特徴が分かりやすく表現されている」と述べ、ロゴマークの効果に期待。知事から賞状を受け取った平山さんは「鹿児島の素晴らしさを国内外に積極的にアピールできればうれしい」と話した。