ご当地婚姻届を作成 奄美らしいデザイン採用 奄美市名瀬総合支所

2018年03月29日

政治・行政

名瀬総合支所で配布をスタートしたオリジナル婚姻届=28日、奄美市役所

名瀬総合支所で配布をスタートしたオリジナル婚姻届=28日、奄美市役所

 奄美市はこのほど、市内の風景写真や公式キャラクター「コクトくん」をあしらったご当地婚姻届を作成した。28日から名瀬総合支所市民課窓口で配布しているほか、市ホームページからダウンロードできるよう準備を進めている。同課は「結婚を決めた2人の門出を華やかに祝いたい」と話している。

 

 婚姻届は記入項目やサイズ(A3)など、戸籍法施行規則で定められた様式を満たせば自作も可能。近年は全国の自治体や雑誌付録などでオリジナル婚姻届が作られている。

 

 奄美市は2種類を用意した。1種類目は淡い紅白地のかわいらしいデザイン。もう一方は一部に龍郷柄をあしらい、市花のハイビスカス(紅)とシャリンバイ(白)を配した。共通して住用のマングローブや大浜海浜公園の夕日、土盛海岸の写真3枚と、「今日ぬ誇らしゃや、何時よりも勝り」から始まる祝い唄・朝花節の一節を添えた。

 

 担当した三津井茜音主事らによると、市職員に募ったデザインから4パターンを作成し、職員投票で決めた。

 

 併せて同課では奄美市をPRする相乗効果にも期待を寄せる。中村博光課長は「証人欄は市民以外の人が記入することがある。また、届の写しは本籍地の市町村にも送られるため市のPRにつながる」と話した。