ストグレセット贈呈 学生支援、地域アピールで クロマグロなど詰め合わせ 瀬戸内町

2021年07月22日

政治・行政

特産品の養殖クロマグロをアピールする鎌田町長(右)ら=21日、瀬戸内町役場

 新型コロナウイルスの影響が長引く中、瀬戸内町は島外に進学した学生や島外からの旅行者に対し、養殖クロマグロなどの詰め合わせ「瀬戸内町ストグレセット」を贈呈している。学生の支援や町のアピールにつなげる狙いで、鎌田愛人町長は「瀬戸内町のおいしいマグロで元気になってほしい」と話した。

 

 「ストグレ」は、方言で「なにくそ、負けてたまるか」などの意味。町産クロマグロの冊(約600㌘)と大島紬柄をプリントしたマスク、エコバッグのセットで、「食材や小物を通して瀬戸内町を感じて」との鎌田町長のメッセージを添えた。事業には新型コロナウイルス感染症対応地方臨時交付金を活用した。

 

 対象は保護者が同町在住で島外に進学している大学・短大・専門・高専・大学院・専修学校生。または、島外から訪れ、町内の宿泊施設に滞在した旅行者。定員(約300人)に達し次第終了する。申請は8月31日まで。

 

 同町は島外へ進学した学生の就学継続支援金の申請も受け付けている。対象は2021年1月1日現在で在学中、または同年4月に新たに入学した人。審査の上、1人3万円を交付する。申請書類の入手方法などは町ホームページで紹介している。申請期間は10月31日まで。

 

 ストグレセットの問い合わせは電話0997(76)3456奄美せとうち地域公社。支援金の問い合わせは電話0997(72)0113町教育委員会総務課。