交流拡大、地域振興に期待

2014年07月01日

政治・行政

就航「祝」のカードを手にする小泉成田市長や朝山毅奄美市長(写真右から5人目)ら=30日、千葉県成田市役所

就航「祝」のカードを手にする小泉成田市長や朝山毅奄美市長(写真右から5人目)ら=30日、千葉県成田市役所

 【東京支社】朝山毅奄美群島広域事務組合管理者(奄美市長)と地元市町村長、議会議長、商工会議所、観光協会の一行は30日、格安航空会社(LCC)バニラ・エアの成田―奄美大島間直行便の1日初就航を前に千葉県成田市を表敬訪問した。路線の開設に伴い奄美、成田側双方から交流の拡大、地域振興に対する期待の言葉が相次いだ。
 奄美側の訪問を受けた小泉一成市長は「日本屈指のリゾート地と言われる奄美群島と日本の空の玄関と言われる成田が(直行便の就航で)隣町となり、早くて安く行ける。こんなうれしいことはない。本路線の拡大に努めたい」と歓迎の言葉を述べると、朝山奄美市長は「外海離島は交通の利便性が経済や生活に大きく影響する。直行便の就航で奄美も成田市のように世界に飛躍できる島づくりを目指したい」と返礼。成田市「うなりくん」と奄美市「コクトくん」の人気キャラクターも登場し、エールを交換した。
 成田空港のある成田市は人口5万7千772人(2014年5月現在)。国際的な空の玄関口としてホテルや旅館も多く、また、都心へ「千円バス」が所要約1時間で運航。国内の重要スポットとなっている。