地域子育て支援拠点施設「そら・ＳＯＲＡ」開所　知名町

   知名町の地域子育て支援拠点施設「そら・ＳＯＲＡ」が８日、フローラルパーク管理棟内に開所した。子育て中の親子が気軽に集い、相互交流や子育ての不安、悩みを相談できる場を提供する地域子育て支援拠点事業と、子どもの一時預かりを行う。この日は施設前で開所記念式典があり、関係者によるテープカットで開所を祝い、町の子育て環境の充実に期待を込めた。

 

　地域子育て支援拠点事業はこれまで町保健センターで行っていたが、今回施設を移転して一時預かり事業を加えた。町によると、一時預かりができる施設の開設は初めて。事業は町社会福祉協議会に委託し、保育教諭の資格を持つ職員５人を採用した。

 

　式典で、今井力夫町長は「施設を使いながら、より子育てしやすく、幼児からお年寄りまで住みやすい町づくりになれば」とあいさつ。町社会福祉協議会の宗岡須賀美会長は「この場所は豊かな環境に恵まれ、親子が共に成長していける施設。良質な育児環境となるよう努力する」と述べた。

 

　この日、生後１０カ月の孫を連れて施設を利用していた白石美香里さん（５５）は「今日開所と聞いて来た。施設が充実していて利用しやすく、退屈しないで過ごせる。許せる範囲で利用したい」と笑顔で話した。

 

　地域子育て支援拠点事業施設の利用は予約不要で無料。開放時間は月│金曜の午前１０時～午後３時。一時預かりの利用は有料で予約が必要。対象は生後３カ月～小学校就学前の子どもで、利用日時は月、火、水、金、土曜の午前７時半～午後７時半（木、日曜は緊急時対応のみ）。