奄美市庁舎、完工来夏に延期 移転作業や産廃処分で

2019年06月19日

政治・行政

解体工事用の資材が運び込まれた奄美市旧庁舎=18日、同市名瀬幸町

解体工事用の資材が運び込まれた奄美市旧庁舎=18日、同市名瀬幸町

 2期工事に入っている奄美市役所の庁舎建設事業で、工事完了予定が4カ月延期され来年7月となることが分かった。2月の庁舎移転作業などに時間を要し、全体スケジュールがずれ込んだため。市民広場や立体駐車場を含む全体の供用開始は来年8月を見込んでいる。

 18日の市議会全員協議会で財政課が説明した。

 事業は16年9月に着工し、今年2月には本庁舎が開所した。実施設計時点(16年8月)のスケジュールでは来年3月の完工を計画していた。

 工期見直しの理由に同課は「新庁舎への移転作業に相当な時間が掛かったほか、当初考慮していなかった市民向け備品販売会の実施、産業廃棄物の処分に期間を要したため」と説明。旧庁舎の解体工事は3カ月ずれ込んだ5月下旬に始まっており、10月からは市民広場と立体駐車場の整備工事に入る。

 この間の来庁者用駐車場は引き続き、名瀬小学校校庭隣(支庁通り側)と末広駐車場の2カ所とする。障がい者用駐車場については新庁舎1階の2台分が利用可能で、市民広場1階部分にも2台分追加する予定。