陸自3月31日に開設記念行事/15日 380人隊員奄美入り/奄美駐屯地

2019年03月08日

政治・行政

31日に開設記念行事が予定される陸上自衛隊「奄美駐屯地」=2018年12月、奄美市名瀬大熊(無人小型機で撮影)

31日に開設記念行事が予定される陸上自衛隊「奄美駐屯地」=2018年12月、奄美市名瀬大熊(無人小型機で撮影)

 陸上自衛隊は26日に配備される「奄美警備隊」(仮称)の「奄美駐屯地」(奄美市名瀬大熊地区)の開設記念行事を31日に開催すると明らかにした。奄美警備隊は合計560人。15日には380人の隊員がフェリーで奄美入りする。開設記念行事に合わせ、航空自衛隊のアクロバット飛行隊「ブルーインパルス」の飛行も計画している。「瀬戸内分屯地」(瀬戸内町節子地区)は30日に古仁屋市街地で開設記念パレードを行う。(11面に関連記事)

 

 大熊の奄美カントリークラブ近くに開設される奄美駐屯地には警備部隊と中距離地対空誘導ミサイル(中SAM)運用部隊の計350人。旧国道58号の網野子峠付近に開設される瀬戸内分屯地には警備部隊、地対艦誘導ミサイル(SSM)運用部隊の計210人。

 

 大熊地区では15日、地元の防衛協力5団体が大熊町公民館で午前9時から出迎え行事と車列行進を企画。奄美駐屯地司令があいさつをする予定。

 

 31日の開設記念行事では自衛隊の広報を目的とするブルーインパルスの飛行も計画。ブルーインパルスは青と白にカラーリングされた6機が展示飛行をする専門チーム。実現すれば奄美では初の飛行となる。

 

 瀬戸内分屯地は30日に古仁屋の市街地で開設記念パレードを予定している。

 

 陸自第8師団司令部は「開設記念行事の詳細は今月中旬ごろ発表する。地域住民の皆さまに安心してもらえるよう調整していきたい」と話している。