19年半の歴史に幕 知名町鹿児島事務所

2019年02月21日

政治・行政

出身者らが出席した知名町鹿児島事務所の閉所式=18日、鹿児島市

出身者らが出席した知名町鹿児島事務所の閉所式=18日、鹿児島市

 知名町鹿児島事務所の閉所式が18日夕、鹿児島市内の集宴会施設であった。同町に縁のある関係者など約80人が出席。県とのパイプ役や出身者の心のよりどころだった事務所の歴史を胸に刻んだ。

 

 同事務所は1999年10月、鹿児島市内にある県市町村自治会館内に開設。県本土での情報収集・発信や出身者らでつくる鹿児島沖洲会と地元の交流、県との事務事業のやり取りなどに関する拠点を担ってきた。今年3月末付で閉所する。

 

 閉所式で、今井力夫町長は「事務所は沖洲会のよりどころでもあったが、情報通信技術の発達などもあり閉所は時代の流れ。閉所後も県との連携や出身者との交流、情報発信に力を入れていく」とあいさつした。

 

 開所時に町長を務めていた平安正盛氏は「多くの人々に支えられ、鹿児島と町をつないできた。閉所は時代の流れだが、これからも町と出身者、県の交流が続いてくれれば」と述べた。

 

 歴代所長もあいさつで在職時を振り返ったほか、会場では開所後の記録映像も披露。出席者は同事務所の19年半の歴史に思いをはせながら交流した。