「海謝美」に環境保全優秀団体表彰 与論で毎朝海岸清掃

環境保全活動優秀団体等表彰式に出席し、塩田知事(中央)と記念撮影する海謝美の堀行さん(左)と福さん=4日、鹿児島市の県庁

  2021年度環境保全活動優秀団体等表彰式が4日、鹿児島市の県庁であった。県内の5団体が受賞し、奄美関係では、与論町のボランティアグループ・海謝美=うんじゃみ=(阿多尚志会長)が唯一、選ばれた。

 

 県は、地域で環境保全に向けた具体的な実践活動を行い、その活動が他の模範となるなど、顕著な功績のあった団体・個人を表彰している。例年、「地球環境を守るかごしま県民運動推進大会」で表彰を行っているが新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に続いて表彰式のみ実施した。

 

 海謝美は、毎朝有志8人ほどで集まって海岸清掃を行い、漂着ごみの少ない環境維持に努めている。活動の輪が次第に広がり、2017年からは団体名を付けて組織的な活動を展開。清掃活動は島内約60カ所の海岸を巡回して行っている。活動の様子はSNS(会員制交流サイト)でも発信し、時には観光客も活動に加わるという。

 

 表彰式には海謝美の中心メンバーの堀行かず枝さん(80)と福幸子さん(73)が出席し、塩田康一知事から表彰状と記念の盾を受け取った。

 

 塩田知事は「かけがえのない恵み豊かな環境を守り、未来を担う子どもたちにバトンタッチするためには県民一人一人が問題意識をもって自らできることに取り組むことが重要。今後も皆さんの模範的な活動を充実、発展させていただきたい」と述べた。

 

 式後、堀行さんと福さんは「島に帰ってきた若者たちも参加してくれるのでうれしい。みんなで活動を続けて世界に広めたい」「今は軽石の問題で大変。島に帰ったら早速活動して、頑張っている人たちのためにご飯も作ってあげたい」と話していた。

 

 海謝美以外の受賞団体は次の通り。

 

 ▽NPO法人エコサポートTGAL(鹿児島市)NPO法人フードバンクかごしま(同)福地建設(霧島市)協業組合ユニカラー(日置市)