あまい音色 聴衆魅了 アマービレ吹奏楽団 1年半ぶり定期演奏会

演奏に耳を傾ける観客ら=25日、奄美市笠利町

 アマービレ吹奏楽団(今田香絵団長)による第32回定期演奏会は25日、奄美市笠利町の県奄美パークで開かれた。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、公の場での演奏は約1年半ぶり。待ちわびた観客ら約150人を前に、吹奏楽の名曲やポップス、映画音楽など6曲を披露した。

 

 同団は、地元の音楽愛好家が集って結成された「アマービレ・クラリネット合奏団」を前身に、1988年に創立。音楽用語(イタリア語)で「愛らしく」という意味の「アマービレ」と奄美の「奄(あま)」を掛けて団名が付けられた。現在は金管、木管、打楽器で編成され、10~50代の約35人が奄美市を拠点に活動している。

 

 演奏曲は「タイムカプセル」「ドラえもん」「ロマネスク」「吹奏楽のための『エール・マーチ』」「君の瞳に恋してる」「嵐メドレー」。そのほか、共演の奄美オーケストラ(弦楽アンサンブル)が4曲を演奏した。前の担任教諭が出演すると知り、家族4人で来場したという二間瀬悠斗君(7)は「学校で先生にチューバを吹かせてもらったことがある。演奏する先生はかっこよかった」と目を輝かせていた。

 

 今田団長は「コロナ禍、開催にこぎ着けられたことだけでもありがたい。自分たちが楽しんで演奏する姿から、少しでも観客の皆さんに元気を届けられたなら、うれしいことはない」と話した。